運動療法で高血圧対策

高血圧と診断された際の対策の一つとして運動療法といわれる対策がありますね。高血圧の対策は食事が基本なのですが、規則正しい運動により高血圧が緩和されるのも事実なので実践するに越した事はないでしょう。

まず運動する事で高血圧解消に何故なるのか?という点が気になりますね。物事を正しく知りたいという方の為に説明しておきますと、運動する事により

1. 交感神経が刺激され緊張緩和する事で心拍数が低下し抹消血管が拡張し血流が良くなります。
2. 筋肉内の働きが活性化します。(運動するから当然ですが)
3. 運動して血流が良くなる訳ですから血中コレステロールが減少します。

これらの流れで血圧が降下するので高血圧対策に良いとされます。そして一般的に運動後の血圧は上(収縮期血圧)が8〜15程度、下(拡張期血圧)が5〜15程度下がるようです。結構な効果ですよ。後運動と一言で言っても継続するのは結構大変です。

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運動療法の具体例

よく「高血圧だから運動して血圧を下げましょう」と言われますね。 しかし言葉はわかるのですが、ではどの位?と具体的に考えると難しいのが運動療法というものではないでしょうか?

確かに高血圧には良いようですから少々具体的にどうしたらよいか考えてみましょう。まず高血圧といっても上が200の人も140の人もいらっしゃいますから、ココを限定しましょう。よく言われるのは上の血圧が160程度、下が110未満の方は運動療法の適応と言われます。

この状態より悪いと、医者で薬を処方してもらう方が先なのでしょうね。そして心不全や狭心症のある方は当然 運動は少々危険なので無理です。

高血圧の方の運動療法の内容は有酸素運動が良いと言われますが、大切なのは心拍数が上がらない事を注意するのが基本らしいです。心拍数120迄の運動と考えましょう。具体的には歩行やサイクリングで10分から20分程度を1日2回程度と言われます。高血圧対策の参考にして下さい。メタボ対策の方も基本的に同じ考え方でOKです。井上俊彦

コントロール不良高血圧

高血圧の中でも特にやっかいなのが、コントロール不良高血圧です。コントロール不良高血圧とは、食事メニューを見直したり、血圧を安定させる降圧薬を服用しても、血圧が下がらないという高血圧のことをいいます。このコントロール不良高血圧に悩まされている患者さんは多く、高血圧の方の2割くらいの割合を占めています。

コントロール不良高血圧の場合、高血圧によって引き起こされる動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞といった恐ろしい病気を発症させるリスクが高いです。通常の高血圧患者の3倍〜4倍くらい脳卒中の発症率がアップするといわれているので、常に危険な状態だと思ってください。

上手く血圧をコントロールできないからといって諦めてしまうと、様々な病気にかかってしまう恐れがありますから、自棄にならずに治療を続けなくてはいけません。根気良く治療を続けながら、どうして血圧をコントロールできないのか、医師と一緒にその原因を探す必要があります。

コントロール不良高血圧になる原因は、ストレスや睡眠時無呼吸症候群、生活習慣、降圧薬の複数使用などだと考えられていますから、該当しそうな原因を改善していくしかないでしょう。